2018年に制作した、オリジナル影絵パフォーマンス作品《二葉天狗とおおぐい海獣》。子どもたちが制作した影絵人形をモチーフに、ろうけつ染めのテキスタイルを制作しました。
影絵パフォーマンスから、オリジナルのバティックに
影絵師/音楽家の川村亘平斎さんとヒューマン・ビートボックスAFRAさん、二葉むさしが丘学園の子どもたちとの協働で制作された、オリジナル影絵パフォーマンス作品《二葉天狗とおおぐい海獣》(2018)。
子どもたちがパフォーマンスのために制作した影絵人形から、川村さんがパターンをデザインし、インドネシア・バリ島のバティック職人の協力でろうけつ染めのテキスタイルを制作しました。
- AFRAさんと子どもたち みんなの声を録音中
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川村亘平斎さんと影絵を演じる子どもたち
Photo:Yukiko Koshima
ワークショップとパフォーマンスの様子は、ワークショップレポートをご覧ください。(映像アーカイヴも公開中!)
「バティック」って一体どんなもの?
バティックとは「蠟纈(ろうけつ)染めの布」のこと。世界無形文化遺産にも登録されている、インドネシアの伝統的な布製品です。今回、「チャップ」と呼ばれる銅製のスタンプで、溶かしたロウを布に移すことによって柄を作る方法で製作されました。
スタンプが押されたところ以外を色で染める手法で、ひとつひとつ、職人の手によって押された絵柄が白く残るようになっています。初回に製作したバティックのカラーは、水色とブルーグレー。手押しのロウが味わい深い、手作り感のあるテキスタイルです。この絶妙な色の調合は、沢山の色を混ぜてなんども試作を重ねたこだわりの色。一度作った色と全く同じ色は、二度と作ることができない、と川村さんも仰るほど、貴重なものだそうです。
- モチーフになった子どもたちの人形
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パフォーマンスで制作された影絵人形
Photo:Yukiko Koshima
- パフォーマンスの様子
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海獣キャメロンとたたかうカラス(オス)
Photo:Yukiko Koshima
オリジナルの手ぬぐいができました
二葉むさしが丘学園がある、小平市の地域支援活動をする小平・ワーカーズまちの縁がわ「ちっちゃいおうち」のお母さんメンバーたちが縫製・仕立てをして、オリジナルの手ぬぐいを製作していただきました!
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オリジナルタグも付いています
手ぬぐいは各色1500円で代官山AITルームで販売しているほか、不定期でいろいろなイベントに出張予定です。ご希望の方はcontactページよりお問い合わせください。
※生産国 バティック:インドネシア製 / デザイン・縫製:日本
※サイズ:約88cm×30cm
※数に限りがありますので、売り切れの際はご了承ください
※この手ぬぐいの売上の一部は、子どもたちへアートを届ける活動に充てられます