dear Meでは、2016年12月18日(日)に六本木の森美術館にて、第一回お出かけ展覧会鑑賞ワークショップを開催しました。 鑑賞ワークショップでは、子どもたちが作品を通してさまざまな表現やアーティストの考えに出会うことで多様な視点をともに学ぶこと、また、子どもたち自身が感じたことに対して「なぜ」と問いかけることにより、「想いや考えを言葉にして伝える」ことを促すことを目的としています。
宇宙への小旅行の始まり
今回のお出かけで訪れたのは、森美術館で開催されていた展覧会「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」。イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが書き残したメモや江戸時代の人が作った天体望遠鏡、隕鉄(隕石の鉄を抽出したもの)から作られた刀など普段なかなかみることのない歴史的な資料から、現代を生きるアーティストたちによる宇宙をテーマとした作品など、時代を超えた人々が描いた宇宙や未知なるものに対するロマンや想いがさまざまな形となって展示されています。
参加したのは児童養護施設で暮らす小学1年生から3年生の子どもたちと、高校生。晴れた日曜日の午後、子どもたちと一緒に出発しました。美術館までは徒歩と電車で片道約1時間、ちょっとした小旅行のようなもの。
出発前にスタッフから、「宇宙」について投げかけてみると、子どもたちから「星!」「火星!」「宇宙人」「ブラックホール!」と、知っている言葉が元気に飛び出しました。みんな宇宙には興味津々の様子。美術館には、行ったことのある子も、今回が初めての子もいました。
美術館までの道のりでは、子どもたちが自分で切符を買って、電車の乗り方を確認しながら六本木までやってきました。
一体、宇宙ってどんなところ?
六本木に到着し、いよいよ美術館へ。上へ上へと上がっていくエレベーターに、みんなドキドキワクワクした表情。エレベーターを降りると、美術館スタッフの皆さんが出迎えてくれました。はじめに始まりの挨拶とワークショップについて、そして美術館のラーニング・プログラムを担当するスタッフより展覧会について紹介があり、宇宙についての印象を問いかけながら、子どもたちとこれから観るものについてイメージを膨らませていきます。
さあ、宇宙の入り口へ。
展覧会場に入ると、目の前に広がるのは沢山の曼荼羅。
SECTION1〜人は宇宙をどう見て来たか? の空間では、鎌倉時代や江戸時代などに描かれた両界曼荼羅や星曼荼羅をはじめとした、時間を経た美術品が並び、はるか昔の時代を生きた人々が、未知なる世界や精神世界を描いた数々の貴重な資料が展示されていました。
曼荼羅は、サンスクリット語の音を漢字で表したもの。また、形容詞で「まるいもの」という意味があります。仏教の中でも密教で生まれた仏の世界を表し、仏たちが宿る依代(※1)でもあります。古代インドが起源と言われ、チベットにも、インドから伝わったさまざまな種類の曼荼羅が存在しています。それぞれの曼荼羅により表現方法は異なりますが、悟りの境地や宇宙観が示されており、円と四角をもとにした幾何学模様は、宇宙の構造を表していると言われています。
まずは、大きな曼荼羅の前でウォーミングアップ。みんなで曼荼羅の前に立ち、10秒間じっと曼荼羅を観察します。10秒経ったら後ろを向いて目を閉じて、見たもので覚えているものを伝えてもらう、「おぼえているかな」ゲームをしました。みんなから、口々に言葉が飛び出します。
ーどんなものが描かれていた?
「昔の人がいた」「偉い人が真ん中にいた」
ーどうしてそう思ったの?
「服がぼろぼろだから」
「真ん中の人は守られていて、昔の神様!」
ーほかに覚えているものは?
「金ぴかのおじさん」
「太陽の神様!」
※1) 依代(よりしろ):祭りにあたって神霊が依りつくもの。また神霊が意志を伝えるため人間界に現れるときに依りつくもの。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、コトバンク)
自由におしゃべりしよう!
ウォーミングアップ後は2つのグループに分かれ、ファシリテーターとともに展示空間をおしゃべりしながら巡りました。各グループに1人ずつ美術館スタッフが入り、ところどころで展覧会の成り立ちや作品の背景を伝えながら、子どもたちは想像したものや発見したものを次々に声にし、作品の世界を注意深くそして自由に観察していました。
《反射望遠鏡 銘一貫斎眠龍能当(花押)》(1836年)
江戸時代に国友藤兵衛重恭(国友一貫斎)によって作られた手作りの天体望遠鏡と、国友一貫斎が月面を描いた図が展示されたコーナーでは、望遠鏡を覗く仕草をして「見える!」と元気よく教えてくれた子も。
鉄砲鍛冶師で発明家の国友一貫斎。幕府の御用鉄砲鍛冶職の家に生まれ、江戸で外国製の反射望遠鏡を見たのちに10年をかけ、日本で初めてとなる自作の反射望遠鏡を制作し、晩年まで改良を重ねていたそうです。その精度は当時の技術では考えられない程、とてつもなく素晴らしかったと言います。国友一貫斎は長年に渡り、太陽黒点観測や、月や土星の観測、スケッチを行い、日本の天文学者のさきがけとも言われています。
歌川芳虎《西郷星の珍説》(1877年)
西南戦争も終わりかけの1877年(明治10年)8月、南の方角の空に、毎晩ひときわ輝く赤い星があらわれ、巷の人々の話題を呼びました。当時の新聞では、望遠鏡ごしに覗くと、星のなかに陸軍大将西郷隆盛の姿がみえる、という噂があると伝え、その星は「西郷星」と名付けられたと言います。実はその赤い星の正体は、当時大接近していた火星でしたが、当時の一般の人々は火星の存在を知りませんでした。こうした西郷星のモチーフは人気を博し、当時の錦絵に多く描かれ、同年9月の西郷の死を悼む人々や、混乱の時代に新しい世界を夢見て願いを託す人々などとともに何種類も残されているそうです。
ー絵の中の人は何をしているのかな?みんなはどう思う?
「天に喋りかけている」
「神様がいるのかな?」
「あ!さっきの太陽の神様じゃない?」
「いつも晴れにしてください、と祈っている」
ローラン・グラッソ《過去についてのスタディ》
フランスのアーティスト、ローラン・グラッソの3連の絵画作品《過去についてのスタディ》シリーズの前では、3枚の絵が並んでいて、それぞれ気になったところを教えてくれました。
−何を見つけた?
「馬が好き!」
−何をしているところかな?
「戦争が終わって、日が隠れている(日が暮れている)」
「戦争している途中に星が流れていて、みんなで見ている」
−ここは、どこだろう?
「うーん、東京かな?」
宇宙の神秘に触れてみよう Section 2 〜宇宙という時空間
約138億年前に起きたビッグバンにより生まれ、膨張しつづける宇宙、ブラックホールや宇宙エネルギーの存在など、21世紀の今日、驚くほど多くの宇宙に関する情報が解明され、これまでの宇宙像が刷新されてきました。
そうした時代における、アーティストたちの取り組みに触れ、最先端の宇宙像を彼らの視点で様々に表現された作品を取り上げています。例えば、宇宙理論の法則に基づきながらも、その神秘性を独自の視点で表現したアンドレアス・グルスキーや森万里子、太陽エネルギーを表現したセミコンダクターなどの作品が展示されていました。
ビョーン・ダーレム《ブラックホール(M-領域)》2016年
六本木の街並みが見える、大きなガラス張りの窓のある展示室に広がるのは、アーティスト、ビョーン・ダーレムのインスタレーション。子どもの頃から宇宙や宇宙旅行のことを考えるのが好きだったというアーティストの「ブラックホール」をテーマにしたこの作品は、巨大なブラックホールを中心に、その周りをまわる銀河系と、多元宇宙の在り方や神秘的なものを想像して表現した作品。
ー何でできていると思う?
「電気と木と、蝶番!」
ー輪っかはいくつある?輪っかについている電球はみんな同じ?
「7つ!」「丸い電気と、細い電気がある」
ー何を表しているのかな?
「お星さま!長いのはだんだん伸びている」「宇宙にある、何か?」
「真ん中が地球で、端っこの輪っかは地球に電気を送っている」
「もしかして、ブラックホール?(ひそひそ話で隣の子に伝え、隣の子が発言)」
コンラッド・ショウクロス《タイムピース》(2013年)
「時間」をテーマに長年作品制作に取り組んでいるアーティスト、コンラッド・ショウクロス。日時計と太陽の関係性の中での崇高な天文学的時間の体験を表現した大型の作品。人工の太陽光と最新技術を使い、原初的な体験を創り出しています。
ー何か発見した?
「みっつ、影がある!」「回っている?」
ー昔、時計がなかったとき、どうやって時間を測ったんだと思う? このアーティストは、1日が24時間ということを疑問に思って、この作品を作ったんだって。
「電気がぐるぐるまわっているところ」
「影がまわってる!」
宇宙人はいると思う? SECTION 3~新しい生命観
江戸時代のUFO事件と呼ばれる「うつろ舟の蛮女」や、月から来たかぐや姫の物語「竹取物語」、荒俣宏のSF雑誌コレクションなど、これまで私たちが想像してきた様々な地球外生命体の存在を、現在は宇宙生物学(アストロバイオロジー)の観点から生物学者や物理学者、あらゆる専門家がその可能性の追求を試みています。
地球外生命体を探ることは、地球上の生物の起源、生命はいつ誕生したのか、という問いに始まり、太陽系の歴史、宇宙の歴史、そして、遺伝子や生命について、未来の生命体の存在にまで想いを馳せることに繋がります。
ここでは、江戸時代のかわら版や実際の化石、宇宙を想起させるピエール・ユイグによる琥珀に閉じ込められた昆虫を映し出す映像作品、杉本博司の古生代をテーマにした写真作品、惑星をテーマにした瀬戸桃子の映像作品などが展示されていました。
ローラン・グラッソ《1803、虚舟、常陸国で発見された未確認物体》(2015年)
(うつろ舟の立体作品と、ドローイング作品)
ーこれは何だと思う?
「宇宙船」「くるみ」
「どんぶり!」
ーこの絵は何をしているところだと思う?
「宇宙船が落ちた」「周りの人がびっくりしてる!」
ー空はどうなっている?
「あ、オーロラがある!」
パトリシア・ピッチニーニ《ザ・ルーキー》2015年
よーくみると、皮膚の質感や、毛の生え具合、いまにも動き出しそうな作品。赤ちゃんのような、虫にも似たような、このリアルな作品は、アーティストのパトリシア・ピッチニーニによるもの。バイオテクノロジーや生命倫理に関心を持つ彼女は、遺伝子工学によって作られた謎に満ちた生命体を立体の彫刻作品に表現しています。じっとみるなり、一つのグループから出た言葉は、「きもちわるい!」
ー友達になろう、って言ったらどうする?
「ぜったいに、いや!」
ー優しいひとかもしれないよ?
「(しばらく考えて)….. うーん、やっぱり、いや!」
想像してみよう!Section 4〜宇宙旅行と人間の未来
いよいよ最後のセクションへ。人類が初めて宇宙空間に進出した1961年のユーリ・ガガーリンの有人宇宙飛行、ニール・アームストロングの月面着陸、そして、国際宇宙ステーションの開発など、科学技術の進歩によって、私たち人類の行動範囲は急速に広がりました。かつては手の届かない未知の領域だったところへも行くことができるようになり、宇宙空間が生活のひとつの選択肢となる日は近いかもしれません。ここでは、人間と宇宙との関係、そしてこの先にどのような未来が待っているのか、宇宙開発の父と呼ばれたコンスタンチン・ツィオルコフスキーのドローイングやソ連の宇宙飛行士による研究資料、月面や火星の住居モデルの資料、ISSの「きぼう」で行われた宇宙空間でのアートの実践の記録映像等とともに、アーティストたちの表現から、これからの人類の生き方を想像していきます。
トム・サックス《ザ・クローラー》(2003年)
アメリカのアーティスト、トム・サックスによる、スペース・シャトル、チャレンジャー号の模型の作品。手作業を感じさせる模型を前に子どもたちはしゃがみこんで、じっくりと細部を覗き込む姿が見られました。見つけたものを教え合う子どもたちも。
1986年1月に起きた、打ち上げから73秒後に空中爆発して7名の乗組員の命を奪った悲劇のできごとは、世界中の人々を震撼させました。その当時19歳だったトム・サックスが2003年に手がけた作品《ザ・クローラー》は、チャレンジャー号に散った宇宙飛行士たちの夢が銀河を航海し続けていることを想像させ、そして、いつでも輝かしい科学技術の発展の裏側には必ずこうした数多くの失敗と苦労があり、そうした努力の上に私たちの今があるということを忘れてはならない、と改めて考えさせてくれる作品です。
チームラボ《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく – Light in Space》2016年
展覧会の最後の展示室でのチームラボの映像インスタレーションは、宇宙の映像が流れる空間のなか、日本神話に登場する三本足のカラス、八咫烏(やたがらす)が鮮やかな光をまといながら飛び回り、宇宙の浮遊感を体感出来る作品です。
ー(展示室の入り口の待ち時間にて)八咫烏って知っている? 3本足のカラスで、神様のお遣いとして、日本中を飛び回った鳥なんだって。
どんなカラスだと思う?
「優しいカラス!」
「ピンクのカラス」「青いカラス!」
「本当にいるの? 足が三本?」
ーじゃあ、見に行こう!(展示室の中に移動します)
光の軌跡を残しながら、鑑賞者すれすれに素早く飛び回る八咫烏たち。時々、カラス同士がぶつかり合い、色とりどりの光の花を咲かせます。空間いっぱいに広がる光のインスタレーションの中で、こんな言葉が飛び出しました。
「ドーナツが降ってきた!」
「神様の心臓みたい」
「宇宙で寝ているみたい」
「今も八咫烏は生きているの?」
見終わった瞬間にすぐ、もう一回観たい!という声が上がりました。
グループワークの最後には子どもたちみんなでその日にみた、印象に残った作品について感想を共有し合いました。
「楽しかった!」
「一番好きだったのは、宇宙人の赤ちゃん!」
「八咫烏って大昔に飛んでいたの?」
「火星ボコボコ!」
古代から現代の人々のあらゆる知や想像した世界、未知なるもののイメージが多様な表現で見ることができる、子どもから大人まで楽しめる展覧会でした。そして、遥か昔の人たちも今の私たちも同じように、月や宇宙へ想いを馳せ、神秘的なものを探求していたことを想像し、ぐっと身近に感じられる瞬間もありました。
見所の多い展覧会の中で、鏡文字で書かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの《アトランティコ手稿 554v》の現物の手稿、今でも反射鏡が曇らずに輝いているという江戸時代の一貫斎による自作の反射望遠鏡と天体観測図、トム・サックスのチャレンジャー号の模型、思わず見入ってしまうほどの自然現象の神秘を宇宙的に捉えた瀬戸桃子の短編映像《プラネットΣ》が、なかでも印象に残りました。
出発から夕方の帰園まで、電車を乗り継ぎ長時間に渡るワークショップでしたが、子どもたちはみんな、園の前の登り坂を駆け上がるほど最後まで元気いっぱいに参加してくれました。
今日の体験や、帰りに立ち寄った展望台から眺めた景色、いつかふと思い出す日が来るのでしょうか。
* 部屋に戻ってからも楽しめる低学年用の持ち帰りワークとして、宇宙を想像する5〜6の質問(宇宙人の特徴、形のディテール、環境などの問い)に沿い、宇宙人の姿を想像して絵や言葉で作り上げるワークシートを配布しました。
テキスト:藤井 理花
今回、自閉スペクトラム症の特性のある高校生も参加してくれました。絵を描くことが大好きだというその子をよく知る大人の方からのコメントでは、いつもは近所にいることが多く電車に乗って遠出をすることはほとんどないが、今回美術館に行くことを楽しみに参加してくれたそう。本人も、一年に一度の遠出だったと言います。そして、帰り道は自然と小さい子たちと手を繋いだり、面倒を見ながらみんなのお姉さんのようにしていたことも、年の離れた子同士の共同生活の中で変わっていったといい、以前はしなかったと言います。展覧会では、2つのグループに自由に参加して、ユニークな言葉を沢山発言して場を和ませてくれました。
また、今回は2グループとも、一つ一つの作品の前でのおしゃべりに夢中になり、時間配分がやや難しかった面もありましたが、美術館の皆さんの誘導でちょうど時間通りに終了。展望台にも立ち寄れました。お別れの挨拶の時間と子どものアンケートではみんな口々に、また行きたい!色々な人に会って、色々なものを見られてよかった、という声が聞けて、次回はさらに良いものにしたいと思いました。
子どもたちが作品に入り込み「これはきっと〜だ」など、
どんどん自由に想像を広げていく姿はとても新鮮で、貴重な経験となりました。
子ども:8名(小学生7名、高校生1名)
スタッフ・ファシリテーター:堀内 奈穂子・ 藤井 理花・青木 祥子・川口 茜(AIT)、臼井 隆志、直江 智子、杉村 侑亮、西 沙織
協力:星美ホーム 立入 聡、山北 千束、杉本 隆庸
森美術館 白木 栄世、 白濱 恵理子、高島 純佳
日付:2016年12月18日(日)
時間:12:00~17:00
会場:東京都 六本木 森美術館
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
共催:日本財団
協力:星美ホーム、星の子キッズ
H28年度アーツカウンシル東京 芸術文化による社会支援事業
-
【森美術館「宇宙と芸術展」について】 ※ 展覧会公式ホームページより森美術館は、2016年7月30日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで、「宇宙と芸術展」を開催します。宇宙は古来、人間にとって永遠の関心事であり、また信仰と研究の対象として、世界各地の芸術の中で表現され、多くの物語を生み出してきました。 本展では、隕石や化石、ダ・ヴィンチやガリレオ・ガリレイ等の歴史的な天文学資料、曼荼羅や日本最古のSF小説ともいえる「竹取物語」、そして現代アーティストによるインスタレーションや、宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点を一挙公開。「人は宇宙をどう見てきたか?」、「宇宙という時空間」、「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」、「宇宙旅行と人間の未来」の4つのセクションで構成し、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観を提示することを試みます。
会期 2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月・祝)
会場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
主催 森美術館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社