アーティストと考える、子どもの遊び場づくり

kosuge_1000px_sumo ワークショップ「どんどこ!巨大紙相撲 星美場所」(2018年)よりKosuge1-16 土谷享さん Photo by Yukiko Koshima
「もちつもたれつ」という関係性を軸に、国内外のコミュニティの歴史やエピソードにまつわる遊具のような作品や、子どもや大人が一緒に体験できる作品を制作しているアーティストユニットKosuge1-16。土谷享さんをゲストに招き、子どもとの協働作業から生まれる気づきや、参加者を巻き込んで「場」そのものを一緒に作り出すエネルギーについて考えます。

 

「もちつもたれつ」の関係性をもとにした場づくり

土谷 享さん、車田 智志乃さんのユニットとして2001年に活動を開始したKosuge1-16。国内外のコミュニティの歴史やエピソードにまつわる遊具のような作品や、子どもや大人が一緒に体験できる作品を制作しています。アーティストが子どもと協働する時に生まれる創造性とはどのようなものでしょうか。

このレクチャーでは、2018年1月に「dear Me」の企画としてKosuge1-16が東京都内の児童福祉施設で行った「どんどこ!巨大紙相撲」のワークショップや、アーティストのこれまでの実践を振り返りながら、子どもとの協働作業から生まれる気づきや、参加者を巻き込んで「場」そのものを一緒に作り出すエネルギーについて考えていきます。

子どもが育つ環境を考える活動について聞きながら、アートの表現や思考がそれにどのように交差できるのか、私たち一人ひとりにできることを考えます。


MAD 2018 子どもとフクシとアートのラボ(4-9月)

アートと子どもと福祉を取り巻く新しい可能性について考えるコースの一環で行われるレクチャーシリーズ。レクチャーと実践を通し、さまざまな環境下にある子どもや若者が主体的に関わる場づくりや新しいアート・エデュケーションの可能性を考えます。AITが2016年に立ち上げたアーティストと子どもが協働するプロジェクト「dear Me」を出発点に、ゲスト講師に児童福祉の専門家や支援者、ソーシャルワーカー、小説家、アーティスト、研究者などを迎え、フクシとクリエイティヴの現場に対するさまざまな考え方、視点、ひいてはアートの可能性について議論していきます。また、実践では、オランダ王国大使館からの協力を得て、子どもや若者、障害のある方々を含む人々とアーティストが協働しアートを通じた先駆的な実践を行う海外の専門家を招き、受講生が子どもたちとアーティストを繋ぐ企画に取り組みます。

アートを見たい、触れたい、考えたいと希望する誰もがアクセス可能な「場」とは何か。一緒に考え、探していきます。

<特徴>
・福祉とアートをつなぐ活動に触れることができる 
・子どもたちや、社会的に弱いとされる立場にある人々を取り囲む環境を創造的に変革する専門家の声が聞ける
・アーティストやキュレーターの活動を通して、新しいアート・エデュケーションの可能性が発見できる
・海外の先駆的な活動を行う実践者との意見交換、ワークショップが体験できる

<こんな方にオススメ>
・福祉、社会、アートに関心がある方
・新たなアート・エデュケーション、学びの場を考えたい方
・子どもやアーティストと相互に想像力を刺激する活動に触れたい方
・ケアの在り方や、子どもとの寄り添い方のヒントを考えたい方 

 

プロフィール
  • 土谷 享(美術家ユニット KOSUGE1-16)
    土谷 享と車田 智志乃による美術家ユニット(2001年~)。アートが身近な場所で生活を豊かにしていく存 在となることを目的に、参加型の作品を通して、参加者同士あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係をつくりだす活動を行っている。主なプ ロジェクトとして、「そーまのたらい展」(九州芸文館、2017)、「アッペトッペ=オガル・カタカナシ記念公園」(せんだいメディアテーク アートノー ドプロジェクト、2016~)、主な個展に「THE PLAYMAKERS」(mac birmingham、2012)、主なグループ展に「プレイヤーズ 遊びからはじまるアート展」(アーツ前橋、2014)、「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010)、「あいちトリエンナーレ2010」、主なワークショッププログラムに「どんどこ!巨大紙相撲」 (日本各地、2006年~)など。http://kosuge1-16.com