1. what’s new
- (日本語) おすすめの展覧会 1 「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」
- (日本語) おすすめの展覧会 2 「アレック・ソス Gathered Leaves」
- (日本語) 世界の環境とアートのニュース
みなさん、こんにちは。
記念すべき「ボヤボヤアートニュースレター」創刊号にようこそ!
「え!?なんでボヤボヤ」と思った方もいるかもしれません。
このタイトルは、ちょうどみんなが生まれる100年くらい前に創刊された雑誌『望野(ぼうや)』からヒントをもらいました。
『望野』は、明治41年に武者小路実篤や志賀直哉など、みなさんもよく知る文豪が創刊した雑誌です。
その時のメンバーがみんな「ボヤボヤしているから」ということで、「望野(ぼうや)」と名付けられたそうです。
その後、雑誌は『白樺』と名前を変えて、さまざまな文学者、芸術家がメンバーに加わり、世界的にも知られていきます。そこで大切にされていたのは、自分たちのやりたいことを自由に表現・発表することでした。
さらに、文芸に限らず、当時の美術、音楽、演劇、思想、宗教など、自分たちが面白いと思うさまざまな考え方を紹介し、時代の先を目指す活動でした。
このニュースレターでは、そうした歴史の革新的な雑誌に少しだけヒントを得ながら、みんなで自由に、時に「ボヤボヤ」しながらアートや表現を考えたいと思います。
毎回ゆるやかにテーマを決め、おすすめの展覧会やアートニュース、イベント情報、高校生が応募できる公募展、そして、スマホからも見られるクリエイティヴな動画や話題のSNSなど、
みなさんの身近な関心や体験と、アートをつなげてご紹介します。
アートに関する疑問やシェアしたいことも募集しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(日本語) この展覧会では、映像や彫刻、絵画など、日本や海外のさまざまなアーティストの作品を通して、自然やあらゆる生物と人間の関係性や、精神、生きることについて考察している。中には、花粉や蜜ろうを用いた作品や、アーティストが北極点に立ち、地球の自転と反対方向に24時間回り続ける映像などがあり、自分がいる場所から環境やあらゆる生物について想像を巡らせることができる。[NH]
(日本語) この展覧会では、映像や彫刻、絵画など、日本や海外のさまざまなアーティストの作品を通して、自然やあらゆる生物と人間の関係性や、精神、生きることについて考察している。中には、花粉や蜜ろうを用いた作品や、アーティストが北極点に立ち、地球の自転と反対方向に24時間回り続ける映像などがあり、自分がいる場所から環境やあらゆる生物について想像を巡らせることができる。[NH]
(日本語) アメリカの現代写真を牽引するアレック・ソス(1969年生まれ)による、日本の美術館では初となる個展。綿密なコンセプトをもとに国内外への旅を重ね、自然や人々をとらえたソスの作品は、ドキュメンタリー写真の手法を継承しながらも独自の詩的な静謐さをたたえ、国際的に高い評価を得ている。
5つのシリーズで構成される展示のうち、「Broken Manual」シリーズは、社会を離れ、荒野や洞窟の中で隠れて生活をする人々を取材したプロジェクト。本展では撮影の旅を記録したドキュメンタリー映画『Somewhere to Disappear』も参考上映されている。圧倒的な自然風景と、現代社会の利便性とは無縁の環境で世捨て人のようにただ一人暮らす人々との何気ない対話と、そこに映し出される表情。それは、生きることの意味や豊かさとは何かを私たちに問うような、人間の内面に迫るものがある。[RF]
(日本語) アメリカの現代写真を牽引するアレック・ソス(1969年生まれ)による、日本の美術館では初となる個展。綿密なコンセプトをもとに国内外への旅を重ね、自然や人々をとらえたソスの作品は、ドキュメンタリー写真の手法を継承しながらも独自の詩的な静謐さをたたえ、国際的に高い評価を得ている。
5つのシリーズで構成される展示のうち、「Broken Manual」シリーズは、社会を離れ、荒野や洞窟の中で隠れて生活をする人々を取材したプロジェクト。本展では撮影の旅を記録したドキュメンタリー映画『Somewhere to Disappear』も参考上映されている。圧倒的な自然風景と、現代社会の利便性とは無縁の環境で世捨て人のようにただ一人暮らす人々との何気ない対話と、そこに映し出される表情。それは、生きることの意味や豊かさとは何かを私たちに問うような、人間の内面に迫るものがある。[RF]
(日本語) イギリスのサーペンタインギャラリーが行う、アートと地球環境を考える「Back to Earth」プロジェクトで、人間のためではなく、絶滅の危機に瀕したポリネーター(ハナバチや蝶など、花粉を媒介する昆虫)のための、植物でできた活きた彫刻作品をつくる「Pollinator Pathmaker」ウェブサイトが今年の春に公開された。これは、アーティストのアレクサンドラ・デイジー・ギンズバーグ博士によるもので、これまでに園芸家や生物学者などさまざまな専門家の協力を得て、その地域の蜜源植物や、ポリネーターの生態を研究、最善の環境設計を分析し、アルゴリズムで庭づくりに反映できる。ウェブサイトにアクセスすれば、誰でもイギリスの土地や自然環境に特化した庭の設計を試みることができる。日本でもこうした、実際の環境保全や生物多様性の向上につながるアートプロジェクトの開発を期待したい。[RF]「Pollinator Pathmaker」ウェブサイト
(日本語) イギリスのサーペンタインギャラリーが行う、アートと地球環境を考える「Back to Earth」プロジェクトで、人間のためではなく、絶滅の危機に瀕したポリネーター(ハナバチや蝶など、花粉を媒介する昆虫)のための、植物でできた活きた彫刻作品をつくる「Pollinator Pathmaker」ウェブサイトが今年の春に公開された。これは、アーティストのアレクサンドラ・デイジー・ギンズバーグ博士によるもので、これまでに園芸家や生物学者などさまざまな専門家の協力を得て、その地域の蜜源植物や、ポリネーターの生態を研究、最善の環境設計を分析し、アルゴリズムで庭づくりに反映できる。ウェブサイトにアクセスすれば、誰でもイギリスの土地や自然環境に特化した庭の設計を試みることができる。日本でもこうした、実際の環境保全や生物多様性の向上につながるアートプロジェクトの開発を期待したい。[RF]「Pollinator Pathmaker」ウェブサイト